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2008年8月号vol.373

今月のタイムス
MONTHLY SPECIAL

夏休みの有意義な過ごし方
目標は「苦手科目の克服に全力集中!」中学生

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 早いもので夏休みが目前に迫ってきました。「この前新学期が始まったばかりなのに……」と感じる人も少なくないでしょう。日々の予定に追われてあわただしく1学期を過ごしてしまった人は、特に気をつけながら夏休みを過ごさないと「この前夏休みが始まったばかりなのに……」と、また後悔することになりかねませんね。
 1年の中で最も自由な時間を作ることができる夏休みは、その過ごし方いかんでは勉強にスポーツにそして思い出作りにと、最も有意義な時期にすることが可能です。その逆にダラダラと毎日昼過ぎまで寝ていることも可能です。このまとまった休みの期間を、何の計画も目的もなく過ごしてしまうことほどもったいないことはありませんね。勉強面でいえば、受験生の皆さんが勉強に全力投球するのはもちろんとしても、それ以外の学年の皆さんもせっかくだから『今まで苦手でなんとなく避けてきた』教科にも挑戦してみましょう。例え一つの分野だけでも得意にすることができれば、秋以降の勉強への取り組み方が大きく変わります。「やった、この夏休みに頑張ったかいがあったぞ!」とあとで思えるように、勉強にチャレンジしてみましょう。ここでは、教科ごとに『どこに気をつけて復習すればよいか』というポイントを紹介します。ぜひ参考にしてください。

中学3年生
 受験生と呼ばれるようにはなっても、まだ自分が受験生だという実感を持っていない人も多いのではないでしょうか。ここで気持ちを新たにして勉強に取り組まないと、あっという間に終わった1学期と同じように夏休み・2学期も過ぎていってしまいます。『夏を制する者は受験を征す』とは、受験生にとって常識とされている言葉です。この夏休みは危機感を持って過ごしたいですね。
「よし頑張ろう」と思っても、具体的に「いつ・何を・どんな風に」始めたらよいのか、しっかり考えれば考えるほど不安になるものです。特に今まで部活中心の生活を送っていた人は、1日のペースを作るだけでも簡単なことではありません。ここでは、夏休みの学習計画の立て方についてアドバイスします。
 皆さんの夏休みは何週間ありますか? 約6週間の地域もあれば、8月下旬から学校が始まる地域もありますね。自分の夏休みを週ごとに区切り、その週ごとに目標を立てましょう。6週間の人は『6つの目標』を定めるのです。その目標にしたがって、できるだけ具体的な学習内容を予定表に記していくのが基本です。大雑把に「1週間でこのテキストを1冊終わらせる」などという計画では、「今日はいいや、明日こそ頑張ろう」とばかりに漫然と過ごしがちです。「○○日は12ページから15ページまで」と、できる限り細かい予定を実行できる範囲で立てましょう。1日に20ページも進むような実行できない予定を立てても、結果的に無駄に終わってしまうものです。
 計画を立てるときに注意しなければならないのは夏休みの行事予定です。学校や塾のテスト、学校見学会などの予定をしっかり見据えた上で、週ごと日ごとの学習計画を作りましょう。8月後半からは本格的に模擬テストが始まる地域も多いことでしょう。模擬テストを受験する場合には、直前にはそれに向けた総合的な復習の時間も取っておく必要があります。目安としてはテスト直前の3日間程度を使って、受験教科の総合問題を時間を計って解き、間違いをチェックするくらい。時間にして1教科3時間程度は確保したいところです。
 毎日の学習計画を立てる際に気をつけたいのは、できる限り『毎日規則正しく一定のペースを保つ』こと。「今日は気分が乗ったから徹夜で勉強して、翌日は夕方まで寝ている」といった勉強スタイルは効果的ではありません。起床時間・就寝時間・勉強時間は毎日一定に保つことが、充実した夏休みを過ごすための条件と考えておきましょう。
 毎日の勉強は、塾の時間(予習・復習の時間を含む)を除いたら1日にどの程度自分の時間を取れるのかを考え、教科ごとにやらなければならないことを順に振り分けて決定していきます。
 長い夏休みには、体調を崩したり予定が入ったりと不意の計画変更がつきものです。絶対にこれしかない! という余裕のない計画を立ててしまうと、1日計画通りにいかなかっただけでモチベーションが下がってしまいますので、定期的に時間調整のための「予備の時間」を取っておくようにしましょう。
 それでは、各教科の復習ポイントをチェックしていきましょう。


◇英語◇
 中1・中2の頃に学習した内容の理解が不充分な人、英語に苦手意識を持っている人は、この夏休みに『英語の学習を後回しにしないこと』を心がけましょう。英語は毎日少しずつでも続けることで上達します。できれば『毎日午前中に勉強する』など自分でルールを作るとよいでしょう。これを継続することができれば、逆転のチャンスは大きく広がるのです。

☆単語・熟語

 中3では受動態や現在完了などの複雑な文法を理解することが優先されるので、単語や熟語の継続的な復習をおろそかにしがちです。しかし高校入試の英語の試験問題で大きなウエイトを占める長文問題を攻略するカギが、『まず大意を読み取ること』である以上、単語・熟語の知識がそのまま長文を読み取るスピードの差になることは言うまでもありません。また、英作文の問題でも単語のつづりが間違っていれば当然ながら正解になりませんね。月や曜日の名前、数字や序数は、折りに触れ復習することが必要です。毎回授業ノートに日付を書く人も多いと思いますが、板書された単語を書き写すのではなく何も見ないで自分で書く意識を持つとよいでしょう。動詞の過去形・過去分詞形は、入試でもさまざまな形で必ず出題されるチェックポイントです。不規則動詞の活用(buy-bought-boughtや、write-wrote-writtenなど)は、自由自在に書けるよう継続的に練習することが大切です。

☆文法
 文法の復習には、「be動詞」「一般動詞」のようにテーマ別にまとめられている受験対策のテキストや問題集を、1冊徹底的に仕上げることを目標にしましょう。どこで自分がつまずいているかを理解することが大切です。長文を読むときに文章が長くわかりにくくなるのは、「不定詞」「動名詞」「関係代名詞」などによって、主に主語が長くなることが原因です。基本的な文法事項の理解の確認は当然ですが、長文において主語や動詞をすばやく見つけられるようになることを意識しておかなければなりません。

☆リスニング

 高校入試でリスニングが取り入れられるところも多くなりました。ペーパーテストでは差がつきにくいものですが、リスニングを確実にすることで大きく差がつきます。ネイティブスピーカーの発音を聴いて、内容を理解するためには、話されている文章の構造が理解できなければなりません。文の構造が分かれば何について話しているのかすぐに頭に入ってくるものです。ですからリスニングの力を鍛えるには、英文法の理解も重要なポイントになることを覚えておきましょう。
 リスニングの「耳の力」は聴いた英語の量に比例して伸びます。したがって、日頃から習慣的に耳を英語に慣らせておくことが大切です。1日10分程度でも継続して耳を鍛えればリスニングの力は飛躍的に向上します。大切なのは集中して聞くこと。BGM代わりに英語を流していても効果はほとんどありません。また、同じ素材を繰り返し聴くだけでなく、新しいものも積極的に聴くようにしてください。英語の得意な人は、ディクテーションといって、聞こえてくる英文をノートに書き取る学習に挑戦しましょう。最初は気が遠くなるほど時間がかかるものですが、慣れてくるとスラスラと書き取れるようになり、英語の総合力の点検にもなります。

☆英作文
 近年出題が増えている分野です。日記など感動したことについて述べる、好きなものや季節について述べる、自己紹介をする、絵や資料を見て説明をする……など、ある程度テーマは決まっていることが多いので、できる限り多くの問題を解いて慣れておきましょう。注意点として『難しい言い回しは避ける』ことが挙げられます。できるだけ自分の持っている文法力と語彙力で書き表すことを心がけてください。


◇数学◇
 数学が苦手な人は、英語と同様に『数学の学習を後回しにしないこと』を目標にして、1日のうち早い時間にタップリと時間をとるようにしましょう。入試問題には関数と図形が融合するようなものがありますが、まずは単元ごとに基本事項を確認して『解くための手がかり』に気づかないようなことのないように仕上げる必要があります。

☆計算問題
 中3の1学期に学習した因数分解・平方根を使った計算問題が、入試で数多く出てきます。これらは2次方程式・
のグラフを解くためにも必要な基本事項ですから、繰り返し練習して正答率を高めましょう。中2で学習した単項式の乗除や、文字式の加減も出題率が高いので油断は禁物です。計算問題は一時期に大量の問題を解いても上達しません。『毎日15分』などのルールを決めて、計算練習を習慣にしてしまうことができるようになれば、計算ミスは減ってきます。また、答え合わせのときには、ただ○×をつけて終わりにするのではなく、間違えた問題の途中式を点検して「どこで間違えたのか」をチェックするようにしましょう。ミスが出る原因をつきとめて改善しないと精度は高まりません。

☆方程式の文章題
 問題文を読んで自分で方程式を作り、設問に沿った答えを求める問題は、多くの公立高校入試で出題されるテーマです。人数の増減や速さ、割引した価格の問題など、基本的な問題は確実に正解できるように練習しておきましょう。入試問題では、自分で作る式が2次方程式になることも少なくありません。計算ミスが多い人は、せっかく解いても正解にならないという悔しい結果にならないように注意が必要ですね。

☆関数
 中1で学習した比例・反比例、中2で学習した1次関数はしっかり理解できていますか? 中3で学習する のグラフと合わせて、グラフを用いた問題はほとんどすべての高校入試で出題されます。また、図形の知識と合わせて出題されることも多く、面積を求めたり三平方の定理を使って長さを求めたりすることも少なくありません。数学を苦手にしている人は、このような複数のテーマが融合した関数の問題は後回しにして、とにかく比例定数や座標、直線の式などがしっかり自力で求められるかどうか点検することを優先させましょう。

☆図形
 多くの受験生を悩ませる証明問題の練習は必ず克服しておきましょう。三角形合同条件や平行四辺形になるための条件などは、覚えているだけではなく「どの条件をどう使えばよいか」と考えることが重要になります。証明の手順はある程度決まっているので、まずその手順やスタイルを覚えてしまいましょう。また、証明を書く上での決まり文句(…において、など)は雑に扱わず、決められたとおりに書いていかなければなりません。立体図形では、表面積や側面積、そして体積を求める問題があります。自分が何を求めなければならないかを、いつも確認する習慣をつけましょう。平面図形ではおうぎ形の弧の長さや面積を求める問題、図形を転がす問題などが定番ですから、これらの基本問題は自力で解けるようにしておきましょう。


◇国語◇
 国語が苦手という人に共通している弱点は、記述問題を空欄にしがちということと漢字・語句などの知識問題の取りこぼしが多いということです。国語の学習は、まず地道に1冊の問題集を終わらせることから始めましょう。やりっぱなしでは実力になりませんから、必ず自分が間違えた原因を点検して正しい答えを導く過程を確認することが重要です。

☆漢字・語句
 漢字・語句の学習は、入試直前期にまとめて覚えようとしても遅すぎます。毎日少しずつ勉強を進めていき、残り半年をかけて得点源に変えていきましょう。特に読みはできているのに書きになると間違いが多くなるという人は、テストで出題された漢字をしっかり復習して書けるようにしておきましょう。中学で習う漢字は決まっています。この夏に全て覚えるつもりで、確実に点をかせげるようにしておきましょう。『2度と間違えないぞ!』という気持ちで書く練習をしてください。四字熟語や慣用句は、多くの学校で出題されています。夏休みを使って頻出のものを一度まとめて覚えるようにしましょう。そして冬休みなどを使って自分の記憶を点検すればよいのです。慣用句は「体に関するもの」「動物に関するもの」というようにテーマごとにまとめてみるとよいでしょう。

☆文法
 きちんと覚えるまで時間がかかりますが、一度理解してしまうと確実な得点源になる分野です。夏休みを使ってじっくりと取り組む価値はあるでしょう。文を文節や単語に分け、品詞を正確に区別できるようにすることが第一の目標です。次に取り組みたいのは自立語と付属語の区別です。混乱する人も少なくないので、ひとつひとつをきちんと整理することが大切です。自分が間違えた問題をノートに書き留めて「間違いノート」を作っておくと、いつでも見直せて便利です。

☆読解問題
 読解問題は、小説・随筆と論説文に大きく分けて考えましょう。小説や随筆では、作者が伝えたいことや登場人物の心の動きなどが問われます。自分本位の考えで答えをかくのではなく、作者の訴えたいことや心情を読み取るように心がけましょう。具体的には、作者が用いている技巧(副詞やせりふの多用、細かい情景描写や言葉の反復、省略や比喩)の部分にポイントが隠されていることが多いので、文章を読みながら該当箇所に傍線を引く習慣をつけるとよいでしょう。
 論説文では、文字通り主題について論理的に述べられています。主に最後の段落に注目すると、その文章のまとめを見つけることができますが、そこに行き着くまでの反論や例文、根拠などが途中で並べられています。接続詞をていねいにチェックすると、その段落が反論なのか根拠の提示なのかイメージがつきやすくなります。その段落の働き(直接要旨に結びつくものか、要旨を伝えるためのテクニックのひとつなのか、など)を考えながら、文章を読んでいくとよいでしょう。

◇理科◇
 環境問題をはじめとして新傾向の出題形式も増えてきましたが、やはり入試問題の大半を占めるのは教科書の内容を中心とした基本事項です。これらをきちんと整理し理解することが夏休みの第一目標であり、応用問題(入試問題)に挑戦するのはその後のことと考えておきましょう。理科が苦手という人の多くは、暗記事項の問題には対応できるけど計算の必要な分野(電流など)でつまずいていることが多いようです。苦手な単元を優先的に、受験用「まとめノート」を作成しながら要点をまとめていきましょう。また比較的簡単な問題集も平行して使い、自分の覚えた知識がどのように出題されているのかを確認するとよいでしょう。できなかった問題はやりっぱなしにせず、必ず繰り返し学習してパターンをつかんでしまいましょう。

☆1年生の内容

 植物の体や暮らしを学ぶ分野は出題されるパターンや内容に限りがありますから、数多くの問題を解いて慣れましょう。光・音・力といった身の周りの現象を学ぶ分野を苦手にする人は、必ず図や絵をいっしょにノートに書きましょう。教科書の文章を覚えるだけでは、そのメカニズムを理解することができません。最も重要なのは、物質の状態変化や気体の性質・水溶液に関する分野です。中2、中3、そして高校生になっても学習する内容の土台になる大事な分野なので、問題を作成する先生方の立場で考えると「最も試しておきたい分野」なのです。特に時間をかけて勘違いのないように整理しておきましょう。

☆2年生の内容
 中1と同様、化学変化と物質の分野の理解を最優先にしましょう。化学記号や化学式、化合の割合など覚えなければならないことがたくさん出てきます。特に化学反応式がからむ問題は、教科書や参考書を読み直しながら、重要事項をきちんと覚えておきましょう。理解に時間がかかるのは、電気の分野でしょう。オームの法則や右手の法則などを正しく扱えるようになるまで練習が必要です。自分の中で「もう完璧だ」と思えるまで、易しいレベルの問題を解き続けることがマスターへの最短距離になります。
 動物の体と暮らしの分野では、食物の消化や血液の循環などの出題が多くなります。天気の分野では天気の変化を問う問題の出題が増えていますので注意してください。

◇社会◇
 皆さんが秋以降に受験する模擬テストや実力テストでは、学校の定期テストとは違って地理・歴史のすべての範囲が入試問題と同レベルで出題されます。秋が深まるにつれて、これに公民の内容が本格的に出題されるようになりますから、夏休みの第一目標は『地理・歴史の完全マスター』ということになります。
 社会の問題を解くには、その分野の知識をきちんと覚えていることが大前提になります。社会を苦手にしている人の多くは「重要事項を覚えていない、知らない」ようです。毎日一定の時間を社会にあて、大切な用語をマスターするように勉強をすすめましょう。あまり難しくない基本的な用語をチェックする問題集を用意して、知らない用語は徹底的に覚えましょう。夏休みを大きく2つに分けて「前半が地理で後半が歴史」というように自分で目標をたてましょう。

☆地理
 世界地理では、経線や緯線・赤道の位置はもちろん、時差に関するチェックも必要です。大前提として大陸の位置や名前、海流や造山帯、基本的な気候帯と代表都市、といった事項は必ず覚えておかなければなりません。日本地理でも大前提となるものは同じです。
 地理では国や地域ごとに特色をまとめ覚えることも重要ですが、それをマスターした後は交通・農業・工業・貿易・宗教・人種……といったテーマ別のまとめを行うことも必要です。たとえば今年話題の石油や小麦などを日本に輸出している国を上位5カ国チェックしておくなどの準備が必要です。入試では「最も石油を日本に輸出している国を、地図中から選べ」といった出題のされ方をするからです。

☆歴史
 主要な人物の名前や出来事、年代をきちんと整理することが第一です。覚えることはもちろん、正しい漢字で書けるように練習しておきましょう。主要語句の理解が進んだら、それに関連した出来事や場所、事件がおこった理由などもチェックします。最近は地理・歴史の融合問題の出題が増えているので、「○○事件がおこった場所を、地図中から選べ」といった問題にも慣れておく必要があるのです。時代の流れを順番に覚えることができたら、年代別の文化を覚える作業に取り組まなければなりません。他には日本だけでなく世界に目を向け、文化の流れや国交の流れ、中国や朝鮮半島とのつながりも確認しておくようにしましょう。
中学2年生
 多くの部活で中3の先輩が引退する時期です。この夏休みから自分たちが中心になって活動していく、という人も多いのではないでしょうか。まだまだ受験まで時間がありますから、まずは自分の目の前にある目標(大会で優勝! など)に全力投球する姿勢を持って、「あっという間に夏休みが終わったよ!」と言えるくらい充実した毎日を送りたいところですね。とはいえ、勉強をおろそかにしてもよいというわけではありません。秋以降は学習内容が急激に深まります。その内容の多くが高校入試に直結しているので、毎日眠くても疲れていても少しずつでもいいので勉強する習慣をつけておかないと、後で自分が困ることになってしまう可能性があるのです。新しいことに挑戦する余裕のない人は、1学期はもちろん中1の学習内容までさかのぼって、不得意分野だけでも必ず復習しておくことを目標にしてください。

◇英語◇
 中2の夏休みを境にして、いつのまにか英語が不得意教科になってしまったという人が急激に増加します。その理由として、1学期までに学習した内容の理解が不充分であることが挙げられます。特に過去形や未来形の表し方は要注意! 分厚い問題集を必死で解くより、この夏休みは教科書レベルの内容をしっかり覚えて使えるようにすることを目標にしましょう。ただし、英語の復習は「まとめて一気に」ではなく「毎日少しずつ」が基本です。いつ何を勉強するかという予定を立てて、毎日しっかり実行するようにしてください。

☆単語・熟語
 教科書を読み返してみると、1ページに7〜8語くらい新出単語がでていることも普通になってきました。1学期に学習した単語や熟語は、もう一度意味を確認し書き取りの練習をしましょう。何も見ないで正確に書けるようにすること、そして正しい発音を確認することも重要です。また、この夏休みには不規則動詞の過去形のチェック(できれば過去分詞も)を必ず行いましょう。テストでは必ず出題されますので、毎日コツコツと覚えてください。

☆会話文

 高校入試では長文読解の問題が出題されます。本格的な長文を読むには早い時期ですが、この夏休みには会話文やコミュニケーション、英作文などにも多く触れ、少しずつ長い文に慣れておくとよいでしょう。電話での会話、道案内、メールや手紙のやりとりなど基本的な会話文は、問題集にはよく載っています。会話の流れを読み取れるようになるまで、初めはゆっくりでかまいませんから、何度でも読んでみましょう。

☆リスニング

 教科書を見てわかるとおり、中2になってから1つの文章が長くなりましたね。ということはリスニングも難しくなってきます。今までは1つのキーワードを聴き取ることができれば正解できたものが、構文も状況も複雑になったことで、より注意深く全体を聴き取ることが必要になってきます。リスニングの力をつけるためには、自分自身も正確な発音をすることが必要です。自分が発音できないものは聴き慣れていないため、リスニングでも聴き取れないものです。まずは1学期に学習した教科書の本文を、正確にそしてスムーズに読めるよう音読を繰り返しましょう。リスニング用のCDを持っている人は、CDの音と一緒に自分でも発音してみる練習をしてみると効果がありますよ。

◇数学◇
 1学期に学習した計算ルールはきちんと理解できていますか? 文字式の計算も連立方程式の計算も、高校受験で出題される大切なテーマです。1学期の定期テストの結果が悪かった人は、「計算だけは完璧にしよう」を夏休みのメインテーマにして、毎日10分(5題程度)の計算練習だけは欠かさないようにしましょう。

☆数と式
 式の計算では多項式どうしでの加減、とくに分数の加減をマスターすることが大切です。方程式と違って分母を払わないことや、引き算のときの符号チェックなど確実に正解できるようになるためにはいくつかのポイントがあります。それらを無意識のうちにできるようになるまで練習を続けましょう。単項式の乗除でも、やはり分数を含む計算は難易度があがります。割り算を掛け算に直す際にミスが生じやすいので、計算練習のときは○×をつけて終わりにせず、必ず途中式を確認して「どこで間違えてしまったのか」をチェックする習慣をつけましょう。文字式を利用して条件に合う数式を作り説明する問題は、苦手にしている人が多いテーマです。偶数や奇数の表し方、3の倍数や9の倍数の判別法、体積・面積・周の長さなど、出題パターンがある程度決まっていますから同じような問題を解いて覚えるようにしましょう。
 高校入試を考えるとき、等式の変形が自由自在にできるようになっていないと困る場面が数多くあります。教科書はもちろん、問題集に載っている問題も残さず練習しておきましょう。

☆連立方程式
 連立方程式の計算は、分数や小数を含むものまでしっかり解けるようにならなければなりません。計算がマスターできてはじめて、文章題を通して「問題文を読んで式を作る」練習に進むことができるのです。文章題では、売買・人数の増減・速さと距離・食塩水の濃度などが高校入試でも数多く出題されています。定期テストと同レベルの問題が入試にも登場することをしっかりと頭に残して、緊張感を持って練習するようにしましょう。

☆一次関数
 中1で学習した比例・反比例からさらに進んだこの単元は、中2はもちろん中学3年間の学習内容を見通した上でも、「最も重要な単元」の一つに挙げられます。いろいろな高校の入試問題を見ても、1次関数の出題がない入試問題はほとんど見たことがありません。ポイントは「変化の割合」と「切片」を求めることが自由自在にできることです。「2点を通る直線の式」を求める作業に時間をとられないようになるまで、地道な練習が必要です。応用問題になると携帯電話の料金をグラフで表した問題や、水槽の中の水の量をグラフに表した問題など、文章題とあわさった「グラフを読み取る」問題が数多くなります。これらの問題を解けるようになるには、まず基本的な問題を確実に正解できるだけの経験が必要です。

☆秋以降の学習内容
 夏休みの終盤に、先取り学習で新しい単元を習いますが、秋以降にどのような勉強をするのか、そしてどのような準備が必要なのかということを知っておきましょう。
 図形分野では、角度を求めたりするほかさまざまな図形の性質を覚える作業が必要です。三角形や平行四辺形の性質をきちんと覚えることにより、2つの図形が合同であることを論理的に証明できるようになることがメインテーマになります。
 確率では、「自分で書き上げて考える」地道な作業が要求されます。公式を覚えてそれをはめて解くというのではなく、表や図を自分で書いて数えることが必要です。「面倒だな」と思ったらそれ以上の進歩はありませんから注意するようにしてください。

◇国語◇
 中2の学習では文法の扱いが本格的になり、品詞の区別・活用の種類などを問われる問題を多く目にするようになります。また、中1の時に比べると古典も深く詳しく学習していくようになります。特に秋以降は、覚えなければならない事項が増えてくるので、定期テストの準備一つをとっても、今までより時間をとって入念に準備をしないと、一夜漬けでは対応できないようになってきます。1学期に文法を勉強したという皆さんは、その学習内容を夏休みにしっかり復習しておくことが秋以降の自分を助けるということを覚えておいてください。

☆漢字・語句

 普段の会話では使われることが少ない語彙がたくさん出てくるようになります。初めて接する言葉・熟語の読みや意味は、その都度チェックして覚える習慣をつけましょう。教科書に載っているものはもちろん完璧に。漢字検定を受けて自分の漢字力を試すのもとても勉強になります。興味がある人は、この夏休みを使って勉強してみましょう。

☆文法
 文節から単語に区切ることができるようになることを目標にしましょう。そのためには、正しい品詞の理解が必要です。大まかに自立語と付属語に分け、使われ方や活用について覚えましょう。教科書や参考書を使って、できる限り多くの単語にふれて品詞の分類の練習を心がけましょう。間違えやすい品詞の区別や使われ方は、自分できちんと理解できるまで問題を解いてください。

☆古典
 枕草子・徒然草・万葉集や古今和歌集・平家物語など、教科書や問題集で触れる著名な古典は暗唱ができるほどに音読を繰り返しておくようにしましょう。1つの古文を暗唱できるようになるまで読み込むと、その後初めて読む古文の意味や難しい仮名遣いなども理解しやすくなるものです。音読の練習は夏休みを上手に使って家庭で続けるようにしましょう。漢詩や漢文を扱う学校も少なくありませんが、勉強のやり方は基本的に同じですから、繰り返し読むことを徹底しましょう。

☆作文
 高校入試では、ほとんどの学校で作文が課されます。中学校でも今後、実力テストなどで本格的に作文の課題が出されることが増えてきます。自分の好き嫌いにかかわらず、どんなテーマであっても思いつきで書き進めるだけでは字数を埋めることはできません。今から作文の練習を始めておくとよいでしょう。
 最近では、ディベート(討論)タイプの作文も増えています。自分の経験や見聞をもとに、自分の意見とその根拠を論理的に表現することが要求されます。特に作文を苦手としている人は、この夏休みから自主勉強として作文に取り組むようにしましょう。書き上げた作文は、学校や塾の先生に添削してもらい、書かれたポイントやアドバイスをもとにもう一度書き直すと実力アップに役立ちます。

◇理科◇
 中2で学習する理科の単元は、電流・化学変化など、皆さんを悩ませるものが多くなります。
 これらの内容は高校入試にも直結しているので、わからないところを放置せず必ず復習する習慣をつけましょう。この夏休みには1学期の復習だけでも完璧にしておくことをお勧めします。特に計算や思考を必要とする単元では、復習にも時間がかかるはずですから夏休みを使うことが有効です。

☆電流

 学校によって学習時期が異なりますが、1学期であれ2学期であれ、今年学習する内容で最も理解しにくいものが電流です。難しいと感じる人は、まず「オームの法則」を上手に使えるようになることを目標にしましょう。
 電流の問題を解くには、回路の読み取りもポイントになります。回路が直列か並列かということを読み取れないと、オームの法則にあてはめることができません。「直列…どの部分でも電流値が同じ」「並列…どこの抵抗の部分でも、そこにかかる電圧の値が同じ」という基本事項をしっかり覚えておきましょう。電流、磁力線は目に見えないためにどのような働きをしているのか理解しにくいですが、右手の法則と磁力線の方向を正確に覚えてテストに活かしてください。

☆化学変化と原子・分子
 化学分野では暗記事項をしっかり理解することが基礎になります。原子記号や化学式、化学反応式は無条件に覚えておくことが必要です。これらの基本事項をきちんと理解できていれば得点源にできる単元ですから、時間をかけて練習を繰り返しましょう。
 この単元では、電気分解や酸化・還元・分解などの実験方法についての出題が多いことも特徴に挙げられます。試験管を傾ける理由など、実験の過程で先生が注意事項として説明した内容は必ず出題されますので覚えておきましょう。また、実験に使う器具の名前も正確にチェックしてください。最近の出題では、実験器具の設置の様子をフリーハンドで書かせるものも増えています。

☆動物の種類とくらし
 1学期にこの単元を学習した人は必ず復習しておきましょう。せきつい動物の性質を、生まれ方や生活場所、呼吸方法や食べ物、体の表面の様子などから分類できるようにしておきましょう。

◇社会◇

☆地理(地理・歴史並行型)

 中1のときに国別・県別といった形で学んだ特色を、秋以降はテーマ別に再度整理します。例えば日本全体に目を向け交通網から地域ごとの特徴をまとめるとか、食糧生産や輸出入品目の金額や相手国についてまとめるなどの幅広いテーマを扱います。自分なりにノートを作ってわかりやすい表や図で表すことを心がけましょう。社会が好きな人は、自由研究のテーマとして調べてみると理解が深まります。

☆歴史(地理・歴史並行型)
 いよいよ近代の歴史について学ぶ時期になります。年代の流れに沿って勉強することも必要ですが、ヨーロッパや中国という形でテーマを決めて歴史をひとまとめにすることにもチャレンジしてみると理解が深まります。日本に目を向けると、江戸時代後半からは日本にも近代的な思想が流入し近代化へと向かいます。特に開国後は、近隣の国との国交も複雑化しますので、年代と事項を混乱しないようにまとめる習慣を、この夏休みの間に身につけましょう。

☆歴史(地理先行型)
 1学期に学習した歴史は、まだまだイメージのつきにくいはるか昔の話のように感じられたのではありませんか? 秋以降の学習では、勉強するスピードがかなり上がることで現代につながる事件や出来事が多く出てくるようになります。まず時代ごとの出来事や歴史上の人物を整理すること、その後でテーマ別にまとめる作業に挑戦しましょう。教科書の太字になっているところは重要語句ですから、必ずノートや問題集を使って覚えるようにしましょう。
中学1年生
 中学校生活が始まって4ヶ月。あっという間に1学期が終わってしまいましたね。1学期の定期テストが悪かった人は要注意ですよ。この夏休みを使って1学期の復習をしっかりやっておきましょう。秋からは授業のペースも早くなり、家庭での学習習慣がついていないと授業内容についていくことが苦しくなっていきます。夏休みだからといって全く机に向かわない毎日を過ごしてはいけません。
 とはいえ、せっかくの夏休みですから一日中家の中にいるのも面白くありませんね。できる限り地域の行事やイベントには顔を出すようにして、世の中のことに関心を持つように心がけましょう。将来自分がなりたい職業が決まっている人は、その職業について調べてみるといいですね。例えば料理関係の仕事に就きたい人は、毎日の昼食作りに挑戦して腕を磨いたりいろいろな料理のレシピを集めてみたり、中学生でも参加できる料理教室にでかけるのもよいでしょう。新聞記者の仕事に興味があれば、北京オリンピックをきっかけにしてみては? TVを見て自分が感じたことを書き留めておき、新聞記事と見比べてみると表現力の向上に役立ちます。新聞社を見学してみるのもよいでしょう。中国のことやオリンピックの歴史など調べてみるのも面白いですね。中2、中3と学年が進むにつれて、夏休みとはいっても自由になる時間は限られてくるものです。今年の夏休みは勉強に遊びに忙しく過ごしましょう。

◇英語◇
 1学期の授業内容はしっかり理解できましたか? 授業の進み方が遅いと感じた人がいるかもしれませんが、これで「英語なんか簡単だ」と油断して毎日の勉強を怠っていると、すぐにわからなくなり授業についていけなくなってしまいますから要注意! 秋以降は1学期とは比べ物にならないほど授業の進み方が早くなりますから、夏休みといっても毎日少しずつでもいいので教科書を読んだり、問題集を解いたりと、英語に触れるようにしましょう。英語は「読む・聴く・書く・話す」の4つの要素を意識しないと上達しません。英語が好きな人は、この夏休みにラジオなどで「聴く」ことを練習してみるとよいでしょう。

☆単語
 教科書1ページで出てくる新出単語はまだ多くありません。今のうちから英単語は「必ず何も見ないで書けるようになる」まで練習する習慣をつけましょう。その第一歩が夏休みの勉強です。毎日5分ずつでもよいので、単語を書く練習を続けましょう。間違えた単語は問題集や教科書にチェックを入れて、時間をおいてもう1回練習するようにしましょう。何日かかっても、あきらめずにコツコツと練習を続けることが大切なのです。
 自分が使っている教科書をめくってみましょう。4月から今日までにいくつの単語が出てきていますか? そしていくつの単語を書くことができますか? 単語を見て日本語の訳を言えること、そして逆に、日本語の訳を見て英単語を書けること、これを自由自在にできるようになるまで練習するようにしましょう。

☆発音
 英単語の横に、[ ]で囲まれた発音記号がありますね。自分で正確に読み取ることは難しいですが、すでに学習した単語の発音と発音記号から、発音記号の読み方を理解するように工夫すると、英語の実力アップにつながります。英単語の練習をするときには、ぜひ一緒に練習してみましょう。

☆筆記体
 学校では筆記体を学習しましたか? 最近は活字体(ブロック体)だけの練習しかしない学校も多いのですが、素早く書ける筆記体が使えると、英文を書き取ったり覚えたりするときに時間の短縮ができます。余裕のある人は夏休みの間に、教科書を見て筆記体の練習に時間を割いてみましょう。わかりにくい単語は、塾の先生などにチェックしてもらうとよいでしょう。

◇数学◇
 1学期の学習内容の中心は正負の数の加減乗除でしたね。マイナスを使いこなす感覚に慣れていないと、xやyといった「文字を使って式を表す」文字式の計算に苦しむことになります。秋以降に学習する方程式や比例・反比例にもつながる大切なポイントですから、毎日の計算練習を続けるようにしてください。

☆正負の数
 (-3)+(-5)のような、マイナスを含む計算は確実に正解できるようになりましたか? もちろん小数や分数の計算であっても、マイナスの扱いに慣れておくことが第一の目標です。他に計算間違いが多くなるパターンとしては、=8のような累乗の計算です。 を6としないように、計算練習を続けて慣れておきましょう。問題集を使って、毎日10分程度の計算練習を日課にしましょう。解き終わったら○×のチェックはもちろん必要です。×がついたときには、途中式を確認して「どこで間違えたのか」原因をつきとめましょう。この作業があいまいだと同じミスを何回も続けてしまうものです。
 分数や小数の計算になると間違いが多くなるという人は、小学生のときの計算をもう1回見直してみましょう。小学生のときの分数計算で間違えている間は、中学生の計算でも間違いが多くなるものです。。

☆文字式
 例えば円の面積を求めるには、小学生のときは「半径×半径×円周率」と覚えましたね。中学生になると半径をr、円周率をπとおいて「」と表すようになります。文字は「式を簡単に表すための」便利な道具です。数字のように自由に扱えるようになるまで練習しておきましょう。文字式が苦手な人には、「文字式のルール」を理解できていない人が意外と多いのです。3a+2a=5a、になる違いが混同している人が多いので、しっかり区別してください。

☆方程式
 わからない数値を□で表してその数字を求める計算は、小学生のときに学びましたね。その計算をもとに、□をxやaといった文字に変えて式を作り、答えを求めるのが方程式の計算です。ここでも小数や分数の混じった式を扱うことがありますから、慣れるまで毎日計算練習を続けましょう。
 また、問題文を読んで自分で方程式を作る問題も出てきます。個数や代金を求めるもの、過不足の問題、割合の問題、速さと距離の問題など、いろいろなテーマを扱います。小学生の時に同じような問題を解いたことがあるかもしれませんが、「方程式を作って解く」ことが目標なので、“ 算数”で解いて○にすることはやめましょう。

☆2学期以降の学習内容
 2学期には比例・反比例を学習します。毎年中1の多くが苦しむ単元です。小学生の時に、表を書いて変わり方を調べたり、比の扱いの練習をしたりしたと思います。その経験を元にして、文字を使ってグラフを書いたり読んだりするのが中1で学習するテーマになります。
 平面図形や立体図形についても学習します。平面図形ではコンパスと定規を使った作図の練習や、おうぎ形の面積や弧の長さなどを学習します。教科書に載っている公式などはしっかり理解すること、そして「どうしてその公式が成り立つのか」という理由を考えることを習慣にしましょう。立体図形では体積の計算も出てきます。平面・立体どちらも、小学生での学習内容が土台になっているので、ちょっと怪しいという人は小学生のときのドリルを復習してみましょう。

◇国語◇
 初めて中1の教科書を開いたときに、「文章が長いなぁ」と感じませんでしたか? 中学になれば、覚えなければならない知識も漢字の読み書きもかなり多くなるのです。勉強の基本である教科書に載っている文法事項や言葉はノートにまとめ、新出漢字の練習も続ける習慣をつけるようにしましょう。

☆漢字
 中1では漢字の組み立てや部首・書き順・音訓・四字熟語など、漢字に関する知識を学習します。この夏休みに自分でも学習しておくと、中2・中3になってからも役立ちます。自分の漢字の知識に自信がある人は、漢字検定を目指した勉強を進めるのもよいでしょう

☆文法
 中1では、文法の基礎として文を文節・単語に正しく分けることを学習します。そのために、文の成分の関係や位置などを詳しく調べていくのです。今まで何気なく使っていた日本語の一語一語が、深い意味を持ってそこに存在することに気づき、国語を学習することの楽しさにつながることでしょう。TVのニュースなどでアナウンサーが話す日本語に注意してみるのもおもしろいですね。

☆読解
 教科書に載っている文章は、小説・物語・随筆などのように、筆者が訴えたいことや登場人物の心情、文章に感じられる叙情などを考える文と、説明文のように論理的に何かを説明している文の、大きく2つに分けることができます。中1の間はできる限り多くの文章に触れて、要旨を把握する習慣を身につけたいものです。夏休みは読書のいい機会ですから、「10冊は読むぞ!」といった目標を決めて読書に挑戦しましょう。宿題に読書感想文がある場合は、積極的に書いていくようにしましょう。

◇理科◇
 中1で学習する内容は、身近で起こる現象や身近な物質・植物についての研究・考察が中心になります。ふだん何気なく目にしている植物の様子や光・熱・力の作用などを、少しずつ科学的に見ていくことになります。常に「なぜ、どうして?」という視点を持って、積極的に勉強し授業に参加することが大切です。この夏休みには、自分が不思議に思うことをひとつ選んで自由研究として取り上げてみるとよいでしょう。

☆光・音・力
 光の直進・屈折などの性質は、身の回りでおこるたくさんの事象を説明するのに役立ちます。光の性質についてしっかりとノートにまとめ、作図をしてしくみを確認するようにしましょう。
 音を伝えているものは、空気や水などです。音と光の速さが違うことによっておこる現象を考えてみましょう。夏は夕立がおこったりしますね。雷が鳴ると、ピカッと光ってからゴロゴロと音がするまで何秒間かありますね。この差が何を意味するのか考えてみるとおもしろいですよ。
 力の分野でつまずきやすいのは、圧力の計算です。「力の大きさ÷力のかかっている面積」で計算しますが、重さのkg(キログラム)をN(ニュートン)に直すときの間違い(面積を平方メートルで算出するときの計算ミス)が多いので、小数点の位置に気をつけながら計算する練習をしておきましょう。

◇社会◇

☆地理(地理・歴史並行型)
 私たちが住む地球について、その大きさや大陸の分布、緯度や経度、時差の計算など、地球儀を眺めてわかることを1学期に学習しましたね。これらは、高校受験はもちろん、大学受験や社会人になってからも必要とされる場面があるので、理解が不充分な人はしっかり復習しておきましょう。地図の見方も重要です。正距方位図法・メルカトル図法などの特徴を理解しておきましょう。
 日本について学習するときには、位置や気候、海流など学習する内容がたくさんあります。県名や県庁所在地名などは大丈夫ですか? ちょっと怪しいという人は、この夏休み中、TVの近くに地図帳を置いて、ニュースで出てきた地名を調べる習慣をつけましょう。


☆地理(地理先行型)
 1学期の学習内容に関わらず、この夏休みには日本の地理について自分で調べるようにしましょう。日本の大きな山脈、川や平野、盆地などの名前は、自分の住んでいる地域のものはもちろん、有名なものはきちんと覚えておくように毎日見直すことが大切です。地図記号や等高線の読み方、海流や気候区分などもおろそかにはできません。
 学校の授業では、日本や世界のすべての地域について学習を進めるとは限りません。日本地理でいえば、学校の授業内容とは関係なく、日本を「北海道・東北・関東・北陸・中部・近畿・中国・四国・九州」と区分けして、その地域ごとに農産物や工業、気候などについてまとめておきましょう。
 最近の高校入試では、諸外国のさまざまな特色と日本との関わりなどについて出題されることが多くなりました。余裕がある人は、自分の興味のあるテーマ、例えば貿易(農作物の自給率や石油の輸入状況など)について、自分なりに各国と日本との関わりについて調べましょう。夏休みの自由研究として最適ですね。
 
☆歴史(地理・歴史並行型)
 歴史を学習するときに気をつけたいのは、時代が進んでいくごとに人々の暮らしがどのように変わっていったかという部分に想いをめぐらすことです。ただ出来事を暗記するだけでなく、その出来事の背景まで理解しておくと歴史の流れを理解することができます。小学校時代には、ひと通り時代の流れについて学習していると思いますので、夏休みには、第2次世界大戦が起きるまでの時代の中から自分が最も興味を抱く年代(例えば「戦国時代」)についていろいろな本を読んだり調べたりしておくと、年表を見るだけではわからない歴史の背景について理解が深まります。 


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